Dec 10, 2021
1933年、ノルウェーの電気機器の安全試験と国家認可を義務付ける財団法人Norges Elektriske Materiellkontroll (NEMKO)が設立されたのは、経済的に厳しい時代でした。
私たちは、電波障害要件の試験など、新しい分野へも急速に拡大しました。北欧で信頼されるようになるまで、そう時間はかかりませんでした。私たちはNemkoとして知られるようになりました。
他のノルディック諸国でも、自国市場向けに同じように各国の認証機関がありました。Demko(デンマーク)、Fimko(フィンランド)、Semko(スウェーデン)です。
1990年、ノルウェーが欧州経済領域(EEA)に加盟することになり、製品安全に関する欧州共同体指令が、強制認証制度に代わって採用されました。これにより、Nemkoは生き残り、成長するために変わらなければなりませんでした。 そこでNemkoは、産業界、業界団体、消費者協会、電力会社などの代表からなる監督評議会を持つ、独立した財団となりました。この財団は、現在のNemkoグループの中核事業会社を構成するNemko Group ASの唯一のオーナーとなっています。
この20年間で、私たちは、サービスの範囲の拡大と北欧以外の地域でのプレゼンスの拡大の両方において、成長のための膨大な機会を認識するようになりました。ノルディック諸国の他の国家認証機関は、より大きなグローバルTIC企業(UL、SGS、Intertek)の一部となっていることは興味深いことです。しかし、Nemkoは、ノルディック諸国の国家認証機関の中では異端児で、独立して成長し、国際的なプレーヤーになることができました。
現在、Nemkoは、製品に関する試験、検査、認証サービス、マネジメントシステム認証、サイバーセキュリティ認証などを世界規模で提供しています。アジア、北米、ヨーロッパ、中東、アフリカに広がる専門家とパートナーのグローバルネットワークは、すでに150カ国以上まで拡大し、ますます複雑化する要求事項へのお客様の適合を総合的支援しています。
私たちは小規模な組織であるため、グローバルに展開しながらも、俊敏な組織となっています。80カ国、7,000社を超えるお客様にサービスを提供しています。私たちは、信頼性が高く、効率的で、オープンな方法でお客様にサービスを提供できることを誇りにしています。私たちは、ローカルな存在感とグローバルな知識を提供します。
2003年のNemko Japan創立から参画し、20年近くにわたって、様々な産業分野におけるマネジメントシステム認証審査、国際的な製品認証制度における工場検査などを、日本国内において実施。 審査、工場検査、セミナー等を数多く実施するとともに、2013年より代表取締役ジェネラルマネージャーとして、Nemko Groupの日本法人の代表を務める。