今年のIECEE認証管理委員会(CMC)会議は、ジュネーブのIECEE事務局によるデジタル会議として開催されました。
CMCは、現在54の加盟国、88の国家認証機関(NCB)、559の関連試験所(CBTL+SPTL)、さらに2000以上の認定製造所(CTF)を有する国際CBスキームの管理委員会です。
昨年は、12万4千件以上のCB証明書が発行され(前年比約10%増)、安全な電気・電子製品の世界貿易に大きく貢献しています。
今年の会議には、産業界、IECEE加盟国のNCBや当局、ジュネーブのIEC中央事務局、そして今回は特にブラジル、インドネシア、南アフリカから多くのオブザーバーが参加し、約150名が出席しました。
Nemkoの代表であるMorten Andersenは、ノルウェーのIECEEメンバー団体NEKを代表して代表団長として出席し、重要な小委員会のメンバーとして出席しました。
今回の議題には、以下のようなものがありました。
- ブラジル、インドネシア、インドにおける、国家認証のためのCB試験証明書の承認について、基本的なCBスキームの規則と矛盾する現行の規制や進行中の変更
- 英国の適合性評価マーキング UKCA と北アイルランドの適合性評価マーキング UKNI に関する Brexit についての最新情報
- タスクフォースは、CBテスト証明書の承認が満足のいくものでない加盟団体国の明確化
- 特定のタイプの機器に部分的なCB認証を導入する可能性
- CB スキームに含まれる無線/ワイヤレス側面に対する関心を記録するための調査を計画
- IoTのサイバーセキュリティに関する欧州規格ETSI 303 645を採用するノルウェーの提案が、投票にかけられる予定
- 昨年、2022年からのCMC議長に選出されたSteve Margis氏(米国)の後任として、梶屋俊幸氏(日本)がCMC副議長に就任(欧州標準化機構CENELECの新会長に就任するWolfgang Niedziella氏(ドイツ)の後任となる)。