NEK（Norsk Elektroteknisk Komite）は、ノルウェーの電気技術分野の公式標準化団体で、IECのノルウェー国内委員会であり、IECの国際適合性評価システムIECEEおよびIECExのメンバー機関です。
NEKは1912年に設立され、政府の安全当局を含むノルウェーのさまざまな利害関係者を代表する13の関連組織を会員とする独立協会組織です。
Nemkoは、技術標準の主要ユーザーであり、国内外を問わず標準化活動に広く関与してきた伝統を持ち、国際的なIECEEE/CBスキームにおける試験・認証サービスなどを担う活動的なメンバーの一社です。
今回、NEKの新理事長へ就任したのは、NemkoのHåkon Rem氏で、同氏は現在Nemko ASでセールス＆マーケティング担当副社長を務めています。電気エンジニアリング業界で豊富な経験を持ち、数年間NEKの総会メンバーとして、NEKの活動を理解し、近年のNEKの進歩と成功のガイドラインの確立に寄与してきました。NEK理事長である彼は現在、ノルウェー国内IEC委員会の委員長も兼任しています。
NEK は現在 20 名のスタッフを擁し、900 名近くの専門家をメンバーとする 100 近い国家標準化委員会を管理しています。
この数年間、標準化作業に参加することへの関心が強く高まっています。これは、社会の発展に伴い、電気技術の重要性に関する一意識が高まっていることに確実に関連しています。この分野の企業や機関は、貿易の円滑化における標準の重要性だけでなく、最前線の技術開発に関する情報を入手し、標準化に影響を与える可能性の両方において、参加することの価値をますます認識するようになっています。
電気技術分野における標準化は、もはや安全性、機能性、電磁両立性（EMC）だけでなく、環境や気候の持続可能性の重要性も増していると言えるでしょう。
技術標準化委員会への積極的な参加に加え、NEKの代表は、IECの上位管理委員会であるIEC理事会（IB）および適合性評価委員会（CAB）にも選出されています。同様に、NEKがノルウェー国内委員会でもある欧州標準化機関CENELECでも、代表が選出されています。
お問合せは japan@nemko.com まで。